栄養満点、簡単でおいしい?そんなうまい話ってある?丸元淑生氏のレシピを作ってみた

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みなさまごきげんよう。スーパー平社員OLめめなみです。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。

お家時間を楽しむようになって早2年。

お家時間を楽しむのは良いんだけど、お家でのご飯のメニューを考えるのにお困りの方ってきっと多いと思います。

お料理って作っていると、大体同じレパートリーの繰り返しになりますよね。

せっかくお料理を作っても「またコレ?」なんて家族に言われたりして、肩を落とすってよくある話。

外食もそんなにできないし、たまにはお取り寄せやお惣菜のテイクアウトも良いのですが、経済面や栄養的なことを考えると頻繁に利用はできないですよね?

健康に気遣い栄養バランスを考えてはみるものの「栄養満点の料理は手間がかかる」「できればインスタント食品に頼りたくないけど仕事も忙しいし、そんなの無理」と思っていませんか?

「食事が大切だからバランスよい食事にしよう」でも「時短をして作りたい」という気持はめめなみもとっても良くわかります。

わたしも仕事で消耗して帰ってきたのに、キッチンに立つ気になれないて良くあります。

それに、3食の食事のメニューを考えるだけでも大変です。

本日はそんなお悩みを持つ方や主婦を助ける丸元淑生(まるもと よしお)氏のレシピ本をご紹介します。

最後までお読みいただけるとうれしいです。

ぜひ最後までお付き合いください。

目次

丸元淑生氏のシステム料理学とは?

丸元淑生氏を語る上で『丸元淑生のシステム料理学』は外せない本です。

題名にシステム料理という言葉があるように、経済的にも調理方法としても効率的にする方法や道具が紹介されています。

とは言っても、わたしたちが良く知っている現代的な時短や作り置きレシピとは違います。

美味しいお味噌汁の作り方や野菜を丸ごと食べる方法、正しい加熱方法といって普段の食事を美味しく、しかも栄養満点で食べる方法です。

こんな風にご紹介すると「そういうお料理って手間がかからない?」と思われがちですが、そんなことはないです。

でもインスタント調味料とはわけが違いますので、スプーンで分量を量ってお鍋に入れたり、お皿に盛りつけたお料理にかけるだけとは違い、最低限の調理は必要。

わたしが『丸元淑生氏のシステム料理学』を読んで感じたのは、無駄に手をかけすぎていたり、味をつけすぎていたということ

つまりは手間をかけすぎていて栄養が損なわれたり、火を通しすぎていたということです。

シンプルイズベストな方法で食事は美味しく、栄養満点に食べられるのだと目から鱗でした。

今回ご紹介する作家であり、料理研究家であった丸元淑生氏は2008年3月にお亡くなりになっています。

というわけで、丸元淑生氏の新刊レシピ本が発売になることはありません。

わたしは丸元淑生氏の本はすべて古本です。
amazonやメルカリで購入しました。

丸元淑生氏は1978年と1980年の2度芥川賞候補に1979年には直木賞候補になりましたが、受賞されることはありませんでした。

Wikipediaにも丸元淑生氏のお名前が載っているほどですので、栄養や食養に興味がある方は知っている方が多いと思います。

1982年に自身の健康のために栄養がよく廉価な料理の方法について書いた『丸元淑生のシステム料理学』をはじめ、ご存命の時に栄養の観点から料理研究家としての本を多数出版されています。

古い本だと40年ほど前に書かれているので、現代と少し差異がある部分もありますが、現代にも十分通用する内容となっています。

家庭でコスパ良く、最小の手間で栄養価の高い食事をするノウハウが沢山書かれてて、食材の調達の仕方も書かれているところが面白い。

取扱店の記載もあり、現代ではネット検索すればオンラインで買い物も可能。

実際にお店に行かなくても現代は便利に調達ができます。

もちろん、自宅の近くで調達できる人はそれを利用するのもよいでしょう。

この『丸元淑生のシステム料理学』ではレシピの掲載もあるのですが、単行本の為、文字で書かれている部分がほとんどです。

多少の挿絵はあるのですが、写真が多いレシピ本ではありません。

もし、わかりやすいレシピ本がいい場合には何冊か本が出版されているのでそちらを購入しても良いと思います。

『丸元淑生のシステム料理学』は栄養学的な観点や日常生活的に取り入れる方法の説明があるので時代が経っていますが面白いです。

今の時代で言うところのインスタントに頼らないヘルシーで時短、作り置きのできる体に良いお料理を作るためのコツが書かれています。

例えば、前書きのタイトルは「男女厨房に立つ」というタイトルがついていますが、今でこそ「弁当男子」なんて言葉もあるように男性もキッチンに立つのは当たり前ですが、40年前は現代の様に男性がキッチンに立ってお料理をする時代ではなかった。

現代で「男子厨房に入らず」なんていう方は一定の年齢以上の方で、中年以下の世代では少ないでしょう。

でも、世代や年齢、性別を問わず食事の支度ってメニューを考えるのが大変ですよね?

毎日のことだから経済的なことや栄養面、食事を用意する時間など、気にしないといけないことは沢山。

今は作り置きのおかずのレシピ本もありますし、お料理のYouTubeも沢山ありますが、見ただけで忘れてしまって結局、食事がマンネリ化してしまわないですか?

または、お料理教室にいっているけど自宅では作らないってメニューばかりだったりしませんか?

『丸元淑生のシステム料理学』の前書きの最後に書かれていますが、丸元淑生氏の本はたまのご馳走の作り方ではなく、日々の食事を充実させる方法が書かれています。

わたしもお料理教室って通っていましたが、お料理教室のお料理って毎日の食事っていうより、見栄えのいいお料理やご馳走のメニューが多いかなと個人的に思っていました。

お料理教室で習ったお料理って皆さんご自宅で作りますか?

作るとすればどのくらい作りますか?

わたしは通っていた大手お料理教室のメニューって作っても10回は作らなかったと思います。

ただレシピ集めしていたかな?と振り返って反省しました。

丸元淑生氏の栄養満点、簡単でおいしいレシピ

丸元淑生氏のレシピ本は栄養が高く、簡単で美味しいレシピが満載です。

でも、身体に良くて栄養価が高く、簡単でしかもおいしいレシピなんてあるのかな?

わたしも初めはそう思っていました。

栄養バランスが取れた食事ってどんな食事を想像しますか?

わたしは給食か病院食を想像します。

わたしは入院したことがないので病院での食事を食べたことはないのですが、家族が入院していた時に見たことはあります。

栄養面を考えた食事といっても「食べてみたいな」と思ったことはありません。

給食も栄養を考えて作られているとは思うのですが、個人的に好きだったものより、これはNGだったという記憶がどちらかと言うと多いわたしです。

栄養士さんには申し訳ないですけどね。

栄養が良い食事はあまりおいしくないという、良薬は口に苦しみたいな風に思っていました。

だから「そんなうまい話があるのか?」と半信半疑だったのですが、食べて納得。

どのお料理もとてもおいしくってびっくり!

しかも調理方法も味付けもとてもシンプル。

正直言って「今まで習ってきたお料理ってなんだったんだ?」と思いました。

ざっくり説明すると、材料を洗って切って鍋に入れるを繰り返して全部をお鍋に入れて、火が通ったら、最後に味を調えて出来上がりという手軽さ。

それで、栄養が満点、簡単で美味しい食事の出来上がりです。

まるで魔法。

調味料も一般家庭だったら必ず家にあるものです。

簡単なので、自宅で一人でも再現することが可能。

ステンレス多層構造鍋が可能にするお鍋一つで作れる丸元淑生氏のレシピ

そんな栄養満点で美味しい丸元淑生氏のレシピでは、必ずと言っていいほど多層構造鍋が登場します。

漢字だけみると四文字熟語みたいなお鍋ですが、素材はステンレスでできています。

ステンレス多層構造鍋といったほうがいいかも。

ステンレス多層構造鍋を製造・販売しているメーカーは、ビタクラフト、アムウエイ、タッパーウエア、フィスラー等々いくつかあります。

丸元淑生氏のレシピ本ではビタクラフトを使用していますが、ご自宅に他メーカーのステンレス多層構造鍋がある場合にはそれを活用して調理が可能。

ステンレス多層構造鍋はステンレスやアルミといったいくつかの金属を重ねて多層構造になっています。

似たようなお鍋で鋳物琺瑯鍋がありますが、ステンレス多層構造鍋とは異なります。

鋳物琺瑯鍋というとわかりにくいけど、STAUB(ストウブ)、LE CREUSET(ル・クルーゼ)、Vermicular(バーミキュラ)というとピンとくるんじゃないかしら?

鋳物琺瑯鍋はステンレス多層構造鍋と比べると重量があり、ずっしりと重く、熱は鋼板鍋に比べてゆっくりと伝わります。

つまり、じっくりと加熱していくことが可能なお鍋。

蓄熱や保温性にも優れていて、他にも煮込み料理やスープなどの調理にも向いています。

一方で、ステンレス多層構造鍋はステンレスでアルミや鉄などの熱伝導率のよい金属を内外から挟んだ多層構造。

極めて高い熱伝導がこの鍋の最大の特徴です。

サビにくく手入れがしやすいというステンレスの利点と熱伝導率の高さを両立。

ステンレス本来の保温性に熱伝導率がアップすることで全体に熱が回ります。

弱火で長時間煮込む料理に向き。

水の膜で胴体とフタの間を密着させるため、無水調理が可能です。

どちらも持っていると便利ですが、お鍋の重さとお手入れのしやすさではステンレス多層構造鍋に軍配があがります。

でも、鋳物琺瑯鍋はおしゃれなデザインも多いので、お鍋ごとテーブルにだしても違和感がないです。

丸元淑生氏も勧めるビタクラフト

丸元淑生氏のレシピ本をで紹介されているステンレス多層構造鍋はビタクラフト社のお鍋。

レシピ本では、さまざまな調理の材料や道具なども紹介されています。

家電系の道具などは金額も張るし、買い替えるタイミングもあったりして難しい。

ほかの道具も時代とともに「今はこっちのほうが便利かな?」というものもあるけど、ビタクラフトのお鍋はお料理研究家の方にも愛用者が多いです。

丸元淑生氏の『新・家庭料理』という本にビタクラフトは食物の栄養を逃さない「健康な調理法」にできる理想の鍋と書かれています。

ビタクラフトの良い点を次にように紹介されていました。

  • 栄養素を逃さない

ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、水を使わずに野菜の持つ水分で野菜を蒸すことが可能。

水に野菜の栄養が流れ出さないので、栄養を損なわずに調理ができます。

  • 早い熱伝導と高い保温性

ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、アルミとステンレスを使った多層構造鍋。

軽くて熱伝導が早いアルミと丈夫で保温性の高いステンレスを5から9層にしているので、鍋には早く均一に熱が入り、しかも保温性も高い。

  • お手入れしやすい

ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、表面をステンレスで作成しているので、お手入れがしやすく丈夫。

手入れがしやすいので衛生的。

  • エコで効率的

ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、熱伝導が良いので強火での調理は不要。

中火~弱火、短時間で材料に火が入るのでガス代や電気代もお得。

揚げ物の油も少量でできるから、油が酸化せず健康的です。

ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、どの熱源でも使えるということですから、IHでもガスでも使用が可能。

時短で、経済的、栄養もあるなんてまさに三拍子そろったお料理が可能ってことね。

今回は丸元淑生氏の著書にでてくるビタクラフト社のお鍋について簡単にまとめてみましたが、ビタクラフト社のお鍋じゃなくても大丈夫。

お家にお鍋が既にある方はお手持ちのお鍋でチャレンジされてもいいと思います。

他社との違いにここでは触れませんが、ビタクラフト社のWebサイトにもあるように、鍋全体が多層構造鍋になっているとか、鍋底だけが多層構造なっているとか……メーカーによって違いはあるみたいです。

ちなみに、ビタクラフトのステンレス多層構造鍋は、全面多層構造となっております。

ステンレス多層構造鍋は、他のお鍋と違ってお値段は高いです。

でも、わたしはお値段以上の価値があると思っています。

ステンレス多層構造鍋で作ったお料理は美味しく、またお手入れも簡単なので今は家のほとんどのお鍋はステンレス多層構造鍋。

お鍋を買えただけで、料理の腕が上がったと周りからほめられます。

結果的に外食も減ったので、お鍋の値段は高いですがコスパはすこぶるいいです。

わたしはビタクラフトのお鍋も持っていますが、ビタクラフト以外のステンレス多層構造鍋も使っています。

実際に丸元淑生氏のレシピ本を見て作ってみた

実際に、丸元淑生氏のレシピ本をみてお料理をしてみました。

はじめにご紹介するのは、野菜の蒸し焼きとジャガイモとネギのスープです。

スープと聞くと、一般的には出汁やスープストック的なものをとってと思いますが、丸元淑生氏のレシピ本ではお水とジャガイモ、ネギ、塩と胡椒だけでした。

とーっても簡単!

作り方は材料を切って、煮て、煮えたらミキサーやフードプロセッサーにかけて味を調えるだけ。

最終的に材料はフードプロセッサーにかけてしまうので、形や大きさも気にせずザクザク切りました。

とても美味しく、家族やダーリンにとても評判が良かったです。

スープのとろとろの感じが心地よく、食欲が落ちたときには絶対に食べたくなるようなスープでした。

次に紹介する野菜の蒸し焼きは、野菜を切って焼くだけです。

わたしはブロッコリーでやってみました。

ブロッコリーの味が濃く歯ごたえもあって美味しくいただくことができました。

気をつけるのは火加減だけで、焦って強火でガンガンやらないことさえ守れば失敗はしないと思います。

味付けはシンプルにお塩だけですが、野菜の味が濃厚でとても美味しい。

おつまみとして作ったのですが、あっという間に売り切れました。

これは色々な野菜でぜひチャレンジしてみたいです。

丸元淑生氏のレシピ本では他にも沢山紹介されています。

写真付きで分かりやすいです。

「栄養の難しい話はちょっと」と思う方も作って食べてみたら体感していただけると思いました。

また、手順が簡単なのでお子さんと一緒に作っても楽しいと思います。

卓上コンロや卓上IHをお持ちの方は、お鍋をセットして野菜の蒸し焼きをしても楽しいと思います。
アツアツが食べられますし。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は丸元淑生氏のレシピ本をご紹介しました。

食事って毎日の事なので、確かにメニューを決めるのって悩ましいですよね。

お家時間が増えた今、健康はもちろんですが、どういう風に楽しもうかと皆さん色々工夫されていると思います。

食生活を考えた時にお惣菜や冷凍食品は便利なのですが、栄養面とお財布が気になりますよね。

かといって、忙しい現代、仕事が終わって家に帰ったら食事の支度をする気力もわかないくらいヘトヘトっていうこともあると思います。

そんな時に、丸元淑生氏のレシピを試してみてはいかがでしょうか?

材料、調理方法、味付け全てがシンプルですが、元気になること間違いなしです。

今まで、何点か作ってみましたが、どれも本当に美味しくみんなからの評判も良いです。

丸元淑生氏のレシピでキッチンでお料理していると「良い匂いがする」といって家族が寄ってきます。

今までお料理教室に行ったり、レシピ本も結構買って散財してきましたが、もっと早くに出会いたかったです。

また、丸元淑生氏の本は時を経て改良した部分は、新しく出る本では改良版がご紹介されているとのこと。

ですから、何冊かレシピ本を読んでいて同じメニューなのに作り方が違って「あれ?」と思うことがあるかもしれません。

その際には、新しい版の本を参考にすると良いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。
スーパー平社員OLめめなみでした。

 

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この記事を書いた人

勤続20年以上のアラフォー女子。スーパー平社員OL。
脱サラに向けた複業について、ユルユル&のびのび書いています。
地に足の着いた複業推進中。

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