皆さんごきげんよう。
スーパー平社員OLめめなみです。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
すごく久しぶりの投稿になってしまいました。
今年は、春になってからも寒暖差があって夏日になったと思ったら朝晩がぐっと冷えるっていう陽気ですね。
自律神経などがダメージを受けやすいので、皆さんもご自愛ください。
めめなみはアラフォー女子ですが、この寒暖差とても堪えています。
そんなお天気の中、以前ブログでご紹介したピーロート・ジャパンのトップワインコンサルタント山畑友紀さんにお誘いいただき、ピーロートワールドワインバーで行われたシャトー・トロロン・モンドランチ会@ワールドワインバーbyピーロートにお出かけしました。
ピーロートワールドワインバーは何回か伺ったことがあるのですが、神楽坂のお店に伺うのは初めて。
しかも本格的なお食事をワールドワインバーでいただくのも初めてです。
ワインバーというと、ちょっと大人の雰囲気というか敷居が高くて……と敬遠する気持ちはよくわかります。
めめなみも全く知らなかったら、恐らくは入れません。
そこで今日はワールドワインバーbyピーロートで行われたシャトー・トロロン・モンドランチ会で伺ったお話やお店の雰囲気やメニューなどをレビューしようと思います。
どこか雰囲気の良い軽く一杯飲む飲食店を探していた方、一人でおしゃれなお店に行くのは気後れしちゃうという方やデートする場所を探していた方など参考になれば嬉しいです。
是非、最後までお付き合いください。
ピーロートワールドワインバーとは?
ピーロートワールドワインバーはピーロート・ジャパンが運営するワインバーです。
ピーロート・ジャパンについては以前に書いた記事があるのでそちらも併せてお読みいただけると幸いです。
ピーロート・ジャパンのワールドワインバーは日本に8店舗あります。
めめなみが一番初めに伺ったワテラス御茶ノ水店は残念ながら2023年2月12日をもって閉店となりましたが、北海道、東京、神奈川、千葉、大阪、福岡にて展開されています。
ワテラス御茶ノ水店が閉店になったと聞いて、とても寂しかったわ。
今回伺ったのは都内にある神楽坂店です。
神楽坂なんて都会過ぎて、めめなみはちょっとたじろぎましたが「こんなことでもないと神楽坂に伺うこともないかも?」と思い伺うことにしました。
ワインは自分の好みか好みじゃないかくらいしかわかりませんが、お食事付きで楽しめると聞いて即答しました。
久しぶりに美味しい食事とワインを楽しみたかったので。
ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店
ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店はとっても落ち着いたシックな雰囲気。
店舗情報は2023年5月現在、次のようになっています。
TEL・予約 | 03-6280-7631 |
営業時間 | 月-土 12:00~22:00(フード・タパスL.O. 20:45/ドリンクL.O. 21:30) |
日祝 12:00~21:00(フード・タパスL.O 20:00/ドリンクL.O 20:30) | |
住所 | 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-6 サムライ堂ビル 1F 2F |
カード | Diners Club・VISA・Master Card・JCB・American Express |
何と言っても魅力はピーロート・ジャパンが取り扱う沢山のワインに出会えること。
その数、16か国1600種類以上だというから、驚きです。
そんなに有ったら選ぶだけでも大変かも。
でも、そんな心配は無用。
お店の人に相談したらおススメやアドバイスしてくれます。
また、お料理も本格的で期間限定とはなりますが、シーズン特別メニューもありますし、それ以外にもランチやディナーもやっています。
HPではワインリストも載っていましたので、行く前に予習もできます。
ただ、めめなみ的には好みをお伝えてアドバイスしてもらうのがいいかなと思います。
コーヒーなどもありますし、もちろんビールもあるので、ワインに拘らなくても楽しめると思います。
ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店内の飲食とは別に、ワインの販売や発送、エピスリー・コーナーでは輸入食材、キャヴィアやフォアグラ、チーズなどの購入もできるとのことですから、好みのものに出会えたら、お家でも楽しむことができるのがいいですね。
「一人でフルボトルは持て余しちゃうな」という方は、ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店内でグラスで楽しむことも可能。
自宅の近くにあったら、めめなみだったら一人で行ってしまうと思いました。
一人で飲んでいても全然ありなお店というか、デートとかでもいいけどめめなみだったら一人でゆっくり飲みたいそんな空間になっています。
サン=テミリオンの特別級Bに昇格を果たしたシャトー・トロロン・モンド
今回、伺ったワールドワインバーbyピーロート神楽坂店のランチ会はシャトー・トロロン・モンドのランチ会でした。
単語は聞いたことがあるけど、正直ワインの事はさほど詳しくありませんので、お世話になっているソムリエとドイツケナーの資格を持つピーロート・ジャパンのカリスマ ワイン・コンサルタントの山畑友紀さんに伺いました。
サン=テミリオンはフランス南西部の街
サン=テミリオンは地域の名前でボルドー近郊の有名なワインの産地の一つです。
地図で見ると下記の赤丸のあたりです。
地理的なものは図で見たほうがわかりやすいと思うので、大体の地理をつかんでください。
フランスのボルドー地方と言えば、ワインで有名。
誰だって1回くらいは聞いたことがあると思うの。
ボルドー内はいくつかの地域に分かれますが、そのうちの1つがサン=テミリオンです。
ボルドー地域は、大西洋に注ぎ込むジロンド川とピレネー山脈から流れるガロンヌ川、中央から流れるドルドーニュ川の3つの川の周囲に広がっています。
サン=テミリオンはジロンド県に属し、ドルドーニュ川の右岸を代表するワインの地域。
丸の印がサン=テミリオンです。
- ボルドー全体は温暖な海洋性気候ですが、サン=テミリオンは内陸に位置するため、昼夜の気温差があり、大陸性気候の一面も持ち合わせます。
- 土壌は同じサン=テミリオンでも2つのタイプに分かれ、石灰岩系の丘陵地帯(コート)と灰岩を母岩にもつ粘土石灰質(グラーヴ)です。
- サン=テミリオンは5000haの土地に約1000ものシャトーが密集した非常に広大なワインの産地となっています。
ちなみに、サン=テミリオンのWebページもあったので、良かったら参考にしてください。
サン=テミリオンのワインの特徴と格付け
サン=テミリオンのワインは、メルローとカベルネ・フランのブレンドが多く生産されることで知られています。
白ワインも一部生産していますが、サン=テミリオンは赤ワインの生産が主流です。
豊かなフルーティーな味わいと、しっかりとしながらも柔らかなタンニンで知られ、熟成によって複雑でエレガントな味わいを持つサン=テミリオンは、ワイン愛好家や観光客にとって人気のある地域。
サン=テミリオンはワイン生産地として歴史が古く、ワインの栽培が始まったのは紀元前2世紀頃とされています。
紀元前2世紀頃からワインの産地だったなんて驚き!
サン=テミリオンの格付けは、1954年に制定されました。
ボルドー左岸のメドックの格付けは1855年のパリ万国博覧会を機に制定されたので、その100年後です。
メドックの格付けは150年以上経った今でもほとんど変わっていませんが、サン=テミリオンの格付けはこれまでに6回改訂されています。(1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年)
このように10年ごとに格付けが見直しが行われるのがサン=テミリオンの特徴。
サン=テミリオンの格付けの審査は第三者で構成され、審査員はワイン仲買人、ワイン商、法律家、ワイン醸造学者などの方々が行います。
定期的に見直しされるサン=テミリオンの格付けは、官能検査が重視され、公平性及び客観性が評価されいます。
また、他の格付けと比べると非常に信憑性は高いです。
現在の格付けは3階級となり下記のようになっています。
格付け | 名称 | シャトーの数 |
第一特別級(最高位) | プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ A | 4 |
第一特別級 | プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ B | 14 |
特別級 | グラン・クリュ・クラッセ | 64 |
過去には降格したシャトーが不服申し立てをしたということもあるそうよ。
生産者も定期的に見直しがあるなんて、気が抜けないわね。
シャトー・トロロン・モンドはどういう所?
ワイン用語ってよく耳にするし、なんとなくはわかるんだけど、使い慣れなくないですか?「なんだっけ?」って結構思ったりします。
シャトー・トロロン・モンドはフランスのボルドーワイン地域のサンテミリオンのアペラシオンに位置する最高級グラン・クリュ・クラッセのワイナリー。
歴史は 18 世紀にまで遡り、元所有者レイモンド トロロンにちなんでシャトー・トロロン・モンドと名付けられました。
レイモンド トロロンの死去により、奥さんと甥に相続されますが、その後は転売を重ねアレクサンドル ヴァレットが買収し、その後、息子のクリスティーヌ ヴァレットが引き継ぎます。
この1990年代ごろから収穫量を50hl/haから25hl/ha量まで落とし、グリーンハーヴェスト(収量制限)やぶどうの完熟を待って収穫するといった取り組みを開始し、ワインの質も飛躍的に向上。
巨額な投資と努力が実り、2006年にプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ Bに昇格を果たしました。
33 ヘクタール (81 エーカー) のブドウ畑があるシャトー・トロロン・モンドは、主にメルロー、カベルネ フラン、カベルネ ソーヴィニヨンが植えられています。
ブドウ畑は丘の南向きに面した斜面に位置し、土壌は石灰岩と粘土で構成。
典型的にはフルボディで、熟した果実のフレーバーとしっかりとしたタンニンを持っているトロロン・モンドは力強さ、豊かさ、複雑さを持ち合わせています。
シャトー・トロロン・モンドランチ会@ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店
トロロン・モンドランチ会の日はあいにくの雨。
めめなみは晴れ女なんですけど、本格的に降った1日でした。
ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店に着いたのはお昼過ぎ。
最寄りの神楽坂の駅からは10分までは歩かないけど、5分じゃ着かないかな?という距離感。
店内はさすがにお洒落な雰囲気で、シャトー・トロロン・モンドランチ会の参加者は2階に案内されました。
トロロン・モンドランチ会は10人くらいのこじんまりした人数でMC兼通訳のピーロート・ジャパンの男性社員の方、シャトー・トロロン・モンドの案内は生産者のアメリールオさんがしてくださいました。
テーブルにはランチョンマットがあり、メニューと〇が書かれていました。
〇印はワインのグラスを置くところ。
どのワインなのかがわかるようになっています。
シャトー・トロロン・モンドランチ会のメニューは下記の内容でした。
- ホワイトアスパラガスと半熟卵、ハモンセラーノのサラダ
- 仔羊モモ肉の赤ワイン煮込み
- 牛カイノミロースト ボルドーソース
それぞれのお料理に合わせて、トロロン・モンドのワインが提供。
参加者がお料理を食べ終わるころに、シャトー・トロロン・モンドの紹介もしてくれるので、興味が益々湧く感じ。
前日にもシャトー・トロロン・モンドのお勉強会が別にあったのですが、そちらも参加したら良かったなと思いました。
お話を聞きながらの食事ですが、それだけに食事という体験を通して体感的に楽しめます!
ホワイトアスパラガスは大好きな春野菜の一つだから、テンションが上がる!
彩も綺麗で、お肉はとても柔らかく、ホワイトアスパラガスも食べ応えがあり、目と口で楽しんだ食事でした。
お料理は全てとても美味しかったし、ワインもお料理に合っているので、とても楽しめました。
個人的には2014年のシャトー・トロロン・モンド が好きです。
シャトー・トロロン・モンドランチ会は2時間で終了。
他の参加者の方もお食事しながらアメリーさんに話しかけたり、一緒に写真を撮ったりして楽しい時間を過ごしました。
堅苦しさは全くなく、和やかで楽しいシャトー・トロロン・モンドランチ会でした。
ちなみに、こちらのランチ会のお値段は8,000円。
8,000円という値段だけ聞くと「ランチ会に8,000円?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、乾杯はボワゼルのシャンパーニュでしたし、その他にお食事に合わせたワインが提供されましたので、わたしはとっても良心的に感じました。
しかも、シャトーのレクチャー付きです!
ソムリエを目指す気はさらさらないですが、今まで知らなかった世界を見るのはとても楽しい。
お料理もシャトー・トロロン・モンドランチ会のためにかなり念入りに準備されたものでした。
写真を見るだけでお腹がすきます。
わたしたちがシャトー・トロロン・モンドランチ会をしている間もワールドワインバーbyピーロート1階では、通常営業されていて、お客さんもいらっしゃっていました。
食後はわたしも1階でコーヒーをいただいて、ゆっくり過ごしましたよ。
天気はあまり良くなかったですが、ワインを楽しんでいる方が自分が思ったより多かったです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はシャトー・トロロン・モンドランチ会@ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店のレビューをしました。
めめなみは、今はもう閉店してしまったワテラス御茶ノ水店と横浜元町店に伺ったことがあります。
ワールドワインバーbyピーロートはお店によって店内の雰囲気は少しづつ違うのですが、同じなのはどこのワールドワインバーもとてもおしゃれなところ。
女性が一人で入るのも全然OKですし、女性同士でワインをいただくのもいいと思います。
もちろん、デートだってお勧め。
全国のワールドワインバーbyピーロートでは、定期的にイベントが有ったりするので、それをきっかけに覗いてみてもいいですよね。
横浜元町店のちょっとしたオードブルとワインを楽しむイベントも伺ったことがありますが、こちらはもっとお手頃で気楽に楽しめました。
ピーロート・ジャパンが企画しているランチ会は初めて参加したのですが、こちらのランチ会もとても楽しかったです。
先ほども書きましたが、前日の勉強会に参加すればよかったと激しく後悔!
食べることも飲むことも好きだし、少しは気を遣っている方なので、どんな場所でどんな風に作られているのかは個人的にとても興味があります。
シャトー・トロロン・モンドでのブドウの生産は完全無農薬ですから、殺虫剤や除草剤などはもちろん使っていませんし、ブドウ畑の生態系をとても大切にしていると伺いました。
また、農場内には畑もあり、そこで採れるお野菜をレストランで提供したり、宿泊施設もあって泊ることもできるとおっしゃっていました。
写真を見せていただきましたが、とても素敵で1度伺って実際にどういう所なのか体験したいと強く思いました。
めめなみがお話を聞いてい驚いたのが、馬などの動物も使って畑を耕したりもするということ。
なんでも、土が固くなりすぎると、それはそれで植物の生育にも関係しているとのことでした。
やっぱり奥が深いですね。
今回のランチ会のようなイベントで伺うと、生産者の方の思いも直接伺えますし、新しいワインを発見したり、できることも魅力の一つかなと思います。
イベントじゃなくても、自分が今まで口にしたタイプじゃないワインにチャレンジできるのもワールドワインバーbyピーロートの強み。
「ボトルはちょっと…」という方でもグラスで注文できますからね。
そうやって新しい何かに出会うのも楽しい事だと思います。
お金と時間の制限はあるかもしれませんが、楽しい経験を増やしていけたらいいなと思います。
めめなみは、しばしシャトー・トロロン・モンドのYouTubeやInstagramをみて、サン=テミリオンのシャトー・トロロン・モンドに行った気分を味わいたいと思います。
みなさんも良かったら、シャトー・トロロン・モンドのYouTubeやInstagram、Webページに遊びに行ってみてください。
フランス語と英語のWebページですが、今は翻訳機能があるので、それを使えば日本語でも読めますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
スーパー平社員OLめめなみでした。